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そして入社5年目のある日、中山はその後の人生を左右する重大な“予言”をある取引先の担当者から聞くことになる。パナソニック茨木工場のデザイン部主任と、同社の本社に近い大阪の守口駅前の焼鳥屋で飲んでいたときのことだ。
創業から20年。今も開発、販売の最前線に立つ
「中山さん、電話はそのうちコードがなくなる。テレビは薄くなって、壁に掛けられるようになる。家電製品はどんどん小さく薄くなり、分厚いネームプレートの需要はなくなる。もっと薄くて、シールのようなネームプレートをつくってみな。成功したら、蔵が建つよ」
今から30年前、携帯電話はもちろん、テレビのリモコンすら普及していなかった時代だ。「最初は、この人は何をおかしなことを言っているのかと思った」と中山は振り返る。